ふくろとじが埼玉2代目住みます芸人に就任という記事より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120115-00000009-natalieo-ent
埼玉のクレアこうのすにて「埼玉県2代目住みます芸人お披露目会見」が
14日に行われ、2代目に就任したふくろとじ、初代のフラッパー☆、
そして応援のためにハイキングウォーキングと2700が出席しました。
ふくろとじのてつみちは「出身地は東京と神奈川の2人ですが、
埼玉県を第二の故郷として頑張っていきたいと思いますので、
よろしくお願いいたします!」とこれから自分たちが埼玉県民に
なるに当たり決意表明らしい言葉を挨拶に変えて話したそうです。
実は私は“ふくろとじ”というお笑いグループがいる事を
失礼ながら初めて知りました。
こういう企画でも、“ふくろとじ”の名が全国ニュースに載るのですから、
知名度も多少なりともアップするという成果が得られますね。
埼玉に住みます芸人っていう企画も初めて知ったのですが、
初代のフラッパー☆からは「埼玉の人は本当にいい人なので。私たちは
変わらず埼玉に住んでますので、何かあったら声をかけてください」と
励ましの言葉を話したそうです。
埼玉には行った事はありませんが、住みやすいところで東京へも近くて
住むには良い場所というイメージがあります。
こういう企画をするという事は、たくさんの人に埼玉に来てほしいという意図が
あるのだと思いますが、芸人さんが「住みやすい」とアピールすれば、
たくさんの人が移住しようかなって思うでしょうから、
絶好のアピール方法だと思いました。
オロビアンコ ショルダーバッグ
2012年01月16日
埼玉2代目住みます芸人にふくろとじが就任
ニックネーム heart2r at 21:41
| 社会
2011年12月11日
川崎フロンターレ井川祐輔選手が結婚
主将・井川、モデルの安藤沙耶香と結婚…川崎という記事より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111204-00000227-sph-socc
美男美女カップルですね。
おめでとうございます。
J1川崎FのDF井川祐輔(29)選手とモデルの安藤沙耶香さん(30)が
結婚した事を発表しました。
二人は9月20日に婚姻届を提出していたそうですが、
12月3日まではJリーグのシーズン中という大切な時期だったために、
発表がこれまで延びたという事らしいです。
井川選手は「これからも男として沙耶香さんの事を守り、
そして支えていき二人で幸せな家庭を築いていきたいと思っております」と
プロスポーツ選手らしい力強くて男らしいコメントを発表しています。
Jリーガーとモデルというと三浦和良さんと三浦りさ子さんを思い浮かべます。
二人ともそれぞれの生活スタイルを変えることなく、それでいて
相手の事も思いやっているという感じが伝わってきてとてもいい夫婦ですよね。
井川選手は噂ではイケメンらしく、沙耶香さんもモデルさんだから
とてもきれいな女性なので美男美女のカップルですけど、
新婚時代はアバタもえくぼって言うくらい相手の短所も長所に見える時期で、
それを超えた時、どれだけ相手の事を思いやれるかで、
幸せな結婚生活が送れるかどうかが決まるんじゃないかって思うので、
二人にも10年経っても20年経っても今の気持ちを忘れずに、
良い夫婦でいてほしいって思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111204-00000227-sph-socc
美男美女カップルですね。
おめでとうございます。
J1川崎FのDF井川祐輔(29)選手とモデルの安藤沙耶香さん(30)が
結婚した事を発表しました。
二人は9月20日に婚姻届を提出していたそうですが、
12月3日まではJリーグのシーズン中という大切な時期だったために、
発表がこれまで延びたという事らしいです。
井川選手は「これからも男として沙耶香さんの事を守り、
そして支えていき二人で幸せな家庭を築いていきたいと思っております」と
プロスポーツ選手らしい力強くて男らしいコメントを発表しています。
Jリーガーとモデルというと三浦和良さんと三浦りさ子さんを思い浮かべます。
二人ともそれぞれの生活スタイルを変えることなく、それでいて
相手の事も思いやっているという感じが伝わってきてとてもいい夫婦ですよね。
井川選手は噂ではイケメンらしく、沙耶香さんもモデルさんだから
とてもきれいな女性なので美男美女のカップルですけど、
新婚時代はアバタもえくぼって言うくらい相手の短所も長所に見える時期で、
それを超えた時、どれだけ相手の事を思いやれるかで、
幸せな結婚生活が送れるかどうかが決まるんじゃないかって思うので、
二人にも10年経っても20年経っても今の気持ちを忘れずに、
良い夫婦でいてほしいって思います。
ニックネーム heart2r at 13:26
| 日記
2011年12月10日
20年後のドラえもんたち
【東京モーターショー2011】20年後のドラえもんたちからにじみ出る悲壮感という記事より
http://rocketnews24.com/2011/12/01/158566/
ドラえもんが、ジャンレノってのは
驚いたけど
のび太との掛け合いも絶妙で
面白い!
CMの続きや、
もっと20年後の世界観を見てみたい
東京モーターショーのトヨタのブースには
作品でお馴染みの裏山が設けられており、
そこにはアニメ・漫画版のドラえもんたちがいる一方、
ジャンレノがまさかのドラえもん起用で話題となっている
CMの俳優たちも記念撮影用のパネルとして
すぐ近くに立っているのだが、
同じ作品のキャラとは思えないほどギャップがあり、
20年後の彼らからにじみ出る悲壮感に、
見ていて切なくさせられる、ですって。
なんなんでしょうこれは、面白い!
もうやばいですね、この画像、
笑える画像として保存したいくらいです。
ジャイアン、あのまま成長しちゃったんですねー、
彼が一番悲惨だと思いますよ。
20年後も半ズボンでガキ大将風はないでしょう。
さて、この記事には、まるで殺し屋のような無言の圧力を
感じさせるドラえもん(ジャン・レノ)、
現実の厳しさに打ちひしがれるのび太(妻夫木)、
傲慢さだけが全面に出てしまったジャイアン(小川直哉)、
予想に反してイケメンに育ったスネ夫(山下智久)・・・
唯一の救いは美しく成長したしずかちゃん(水川あさみ)だけ、
とあります。
スネ夫は一重でつり目、いわば三白眼だと思うんですが、
山下って人だと整形したと言わざるを得ませんね。
しずかちゃんは、もっとおっとりした感じの
美人さんがいいと思うなー。
水川さん、綺麗だけどちょっときつめの顔ですよね。
ジャイアンとのび太はナイス配役だと思います。
セリーヌ
http://rocketnews24.com/2011/12/01/158566/
ドラえもんが、ジャンレノってのは
驚いたけど
のび太との掛け合いも絶妙で
面白い!
CMの続きや、
もっと20年後の世界観を見てみたい
東京モーターショーのトヨタのブースには
作品でお馴染みの裏山が設けられており、
そこにはアニメ・漫画版のドラえもんたちがいる一方、
ジャンレノがまさかのドラえもん起用で話題となっている
CMの俳優たちも記念撮影用のパネルとして
すぐ近くに立っているのだが、
同じ作品のキャラとは思えないほどギャップがあり、
20年後の彼らからにじみ出る悲壮感に、
見ていて切なくさせられる、ですって。
なんなんでしょうこれは、面白い!
もうやばいですね、この画像、
笑える画像として保存したいくらいです。
ジャイアン、あのまま成長しちゃったんですねー、
彼が一番悲惨だと思いますよ。
20年後も半ズボンでガキ大将風はないでしょう。
さて、この記事には、まるで殺し屋のような無言の圧力を
感じさせるドラえもん(ジャン・レノ)、
現実の厳しさに打ちひしがれるのび太(妻夫木)、
傲慢さだけが全面に出てしまったジャイアン(小川直哉)、
予想に反してイケメンに育ったスネ夫(山下智久)・・・
唯一の救いは美しく成長したしずかちゃん(水川あさみ)だけ、
とあります。
スネ夫は一重でつり目、いわば三白眼だと思うんですが、
山下って人だと整形したと言わざるを得ませんね。
しずかちゃんは、もっとおっとりした感じの
美人さんがいいと思うなー。
水川さん、綺麗だけどちょっときつめの顔ですよね。
ジャイアンとのび太はナイス配役だと思います。
セリーヌ
ニックネーム heart2r at 17:14
| 日記
2011年08月06日
ふと気が向いて、読んでみたくなった宮沢賢治
「おっかさんは、ぼくをゆるして下さるだらうか。」
カンパネルラの幼くもかなしい懐疑の言葉がいつまでも胸に残る。そして決定的な「誰だって、ほんたうにいいことをしたら、いちばん幸せなんだねえ。だから、おっかさんは、ぼくをゆるして下さると思ふ。」この場面から、夢が醒めていくあの美しい終景へと繋がっていく。
私にはこの終景と、映画『ブレードランナー』の終景近く、死の直前のレプリカント「ロイ」のモノローグが重なって見える。「お前ら人間には信じられぬものをおれは見てきた。オリオン座の近くで燃えた宇宙船やタンホイザー・ゲートのオーロラ。そういう思い出もやがて消える。時がくれば涙のように雨のように。その時が来た」。映画史上おそらく最も感動的なモノローグだ(マーク・ローランズ)。
「どこまでもどこまでも僕たち一緒に行かう。」ジョバンニが深い悲しみのなかで繰り返す言葉だが、初手からこの物語を色濃く染める泣き濡れたような悲しみの語調を誤解してはならない。原初の「別れ」が、この世のあれやこれやが、孤絶した存在と存在とが、悲しいのではない。「しあはせ」には必然的に「かなしみ」が伴う、そこにうっすらと懐疑の影がさしているということが「しあはせ」であることの証しなのだ(でなければ、ただの脳天気なハッピーになってしまう)。賢治はここに、もうひとつ別の「かなしみ」を発見しているのだと思う。それにしてもカンパネルラが許しを請うその「おっかさん」は息子の行ないをどう抱きしめればいいのだろう。
童話だけどすごいリアリティ
「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「セロ弾きのゴーシュ」など、宮沢賢治の有名な童話が収録されています。特に印象的だったのが「フランドン農学校の豚」。知性を持ち、人間の言葉を話せる豚が屠殺されるまでの過程を、豚の独白という形で綴った童話です。撲殺同意書に調印させようとする校長とそれを拒む豚の問答は、ぞっとするほど緊迫していてリアリティがあります。
「銀河鉄道の夜」で泣けない大人になってしまった?
夏休みシーズンは、どの書店にも読書感想文向けコーナーが。
それに触発されてか、ふと気が向いて、読んでみたくなった。
童話集のこの1冊、
子どもは子どもなりに、大人は大人なりに、宮沢作品に触れるのに適しており、
更に銀河鉄道の夜の「異稿」が作品として読める希少なおまけつき。宮沢研究の入門にもよいだろう。
個人的に。収録作には未読・既読が混在していたが、
未読の、傑作で名高い「銀河鉄道の夜」にしみじみ感動できない自分が、
話の筋より悲しかった。
宮沢賢治全集 (7) (ちくま文庫)
宮沢 賢治
ニックネーム heart2r at 16:34
| 書評
2011年08月04日
ほのぼのとした温かさに包まれている
人肌に触れる流麗な上海の夜景が、自分の本心とようやく向き合う準備を手伝い、朝の光とともにそっと別れを告げる・・・笑えて、共感できて、ハッピーになれる映画です。
せま苦しい夜の東京が強調され、主人公の孤独と行き場のなさを温かくもある距離を保って描かれた、ソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』と異なり、言語が違うことを気にもしなくなったときに、相手に不思議な感情が生まれる大人たち。
言語に依存しなくても、人とはつながることができる。
今のグローバリゼーションの世の中に、ひとつの鎮痛剤をくれる、そんな気がしました。
ファンにはうれしい、本木・竹中コンビは絡みこそ少ないものの、観てて安心しますね。
映画の中で流れる時間のように、是非夜中から朝方にかけて観てほしい。
夜の上海を舞台にヴィッキー・チャオの魅力が全開!素敵な映画です。
本作の原題は「長い上海の一夜」である。
邦題だとありがちな日中合作映画のようなイメージだが、ゆえに敬遠している方がいたら、とにかく一度観てほしい。
これは上海を舞台にした素敵なシンデレラストーリーに仕上がっている。
とにかくヴィッキー・チャオのキュートさがタダものではない。
本木演じるカリスマ美容師と、上海のしがないタクシー運転手の恋は、ヴィッキーなしでは成立しなかっただろう。
ふたりを取り巻く周辺の恋物語は、脚本が上手く機能していなかったが、メイキングを観るとさすが中国作品らしく、ホン未完成のままクランクインしたという(笑)。
TVドラマのようなノリだが、そこから主演2人のラブストーリーは凄く理想的に展開していった。
本木は「ドキュメンタリーみたい」と言っていたが、その現実感が成功の要因だろう。
また重要なシーンの背景になる上海の夜景は、ため息がでるくらいに綺麗だった。
ラスベガスのそれとは違う、幻想的な美しさのなか、タクシーの中の恋は成就するのか?最後までドキドキしながら観ることができた。
ホンが弱いので、西田尚美や塚本高史、そしてクレイジーな竹中直人らの良さが空回りしていたのは残念だったが、総合的評価で5つ星。
夜の上海を走るヴィッキーの甘い悲しみこの映画はヴィッキー・チャオのさりげない生活感のある演技と本木雅弘のコミカルで軽妙かつさわやかな演技がみごとに絡みながら愛を高めて展開する。
二人のコンビはほかの俳優ではできない。
また脇役陣もそれぞれによく努力していて好感が持てる。
映画を観終わってほのぼのとした温かさに包まれているのがなんともいえない。
また上海の夜景も美しい。
日本語をよく知らないヴィッキーの弟役が、いい加減な日本語で得意げに本木とでたらめな会話をするシーンもわるくない。
俳優のとぼけかたがうまいのである。
もうひとつ老整備士が失意のヴィッキーを励ます場面も演技を超えて印象的だった。
ただ事故したタクシーを簡単に修理して傷を残さないなんてこの短時間ではできないことだ。
しかし二人の高揚する心を励ますように画面を走り回るヴィッキーのタクシーの動きは彼女の心を伝えるようで面白い。
励ますようにさびしげに、彼女の心のままに動いている夜のタクシーである。
20年程むかし訪ねた上海を思い出した。
もちろん映画のような恋はなかったが、当時も上海はいい街だったが、さらに美しい。
気にいったのでもう1枚買ったが、ストーリーはかなり粗雑なのにどうしても欲しかった。
なぜだろう。
夜の上海 [DVD]
アナスイ
せま苦しい夜の東京が強調され、主人公の孤独と行き場のなさを温かくもある距離を保って描かれた、ソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』と異なり、言語が違うことを気にもしなくなったときに、相手に不思議な感情が生まれる大人たち。
言語に依存しなくても、人とはつながることができる。
今のグローバリゼーションの世の中に、ひとつの鎮痛剤をくれる、そんな気がしました。
ファンにはうれしい、本木・竹中コンビは絡みこそ少ないものの、観てて安心しますね。
映画の中で流れる時間のように、是非夜中から朝方にかけて観てほしい。
夜の上海を舞台にヴィッキー・チャオの魅力が全開!素敵な映画です。
本作の原題は「長い上海の一夜」である。
邦題だとありがちな日中合作映画のようなイメージだが、ゆえに敬遠している方がいたら、とにかく一度観てほしい。
これは上海を舞台にした素敵なシンデレラストーリーに仕上がっている。
とにかくヴィッキー・チャオのキュートさがタダものではない。
本木演じるカリスマ美容師と、上海のしがないタクシー運転手の恋は、ヴィッキーなしでは成立しなかっただろう。
ふたりを取り巻く周辺の恋物語は、脚本が上手く機能していなかったが、メイキングを観るとさすが中国作品らしく、ホン未完成のままクランクインしたという(笑)。
TVドラマのようなノリだが、そこから主演2人のラブストーリーは凄く理想的に展開していった。
本木は「ドキュメンタリーみたい」と言っていたが、その現実感が成功の要因だろう。
また重要なシーンの背景になる上海の夜景は、ため息がでるくらいに綺麗だった。
ラスベガスのそれとは違う、幻想的な美しさのなか、タクシーの中の恋は成就するのか?最後までドキドキしながら観ることができた。
ホンが弱いので、西田尚美や塚本高史、そしてクレイジーな竹中直人らの良さが空回りしていたのは残念だったが、総合的評価で5つ星。
夜の上海を走るヴィッキーの甘い悲しみこの映画はヴィッキー・チャオのさりげない生活感のある演技と本木雅弘のコミカルで軽妙かつさわやかな演技がみごとに絡みながら愛を高めて展開する。
二人のコンビはほかの俳優ではできない。
また脇役陣もそれぞれによく努力していて好感が持てる。
映画を観終わってほのぼのとした温かさに包まれているのがなんともいえない。
また上海の夜景も美しい。
日本語をよく知らないヴィッキーの弟役が、いい加減な日本語で得意げに本木とでたらめな会話をするシーンもわるくない。
俳優のとぼけかたがうまいのである。
もうひとつ老整備士が失意のヴィッキーを励ます場面も演技を超えて印象的だった。
ただ事故したタクシーを簡単に修理して傷を残さないなんてこの短時間ではできないことだ。
しかし二人の高揚する心を励ますように画面を走り回るヴィッキーのタクシーの動きは彼女の心を伝えるようで面白い。
励ますようにさびしげに、彼女の心のままに動いている夜のタクシーである。
20年程むかし訪ねた上海を思い出した。
もちろん映画のような恋はなかったが、当時も上海はいい街だったが、さらに美しい。
気にいったのでもう1枚買ったが、ストーリーはかなり粗雑なのにどうしても欲しかった。
なぜだろう。
夜の上海 [DVD]
アナスイ
ニックネーム heart2r at 17:25
| 話題
2011年07月31日
琴線を震わせるバイオリン
川井郁子とレッドヴァイオリン
彼女も遂にストラリヴァリを持つ身となった。
さて「レッドヴァイオリン」とは、ご存知の方も多いと思うが、
17世紀後半、イタリアのクレモナ(弦楽器発祥の地)で誕生した赤く
塗色された実在のヴァイオリンである。
これが稀代の名器で数奇な運命をたどった。
ヴァイオリンはアンドレア・アマティーの手によって16世紀初頭に
誕生した。名器と言われるヴァイオリンは少なくないが、現代では
室内楽なら「アマティー」多人数のホールでは、「ストラリヴァリ」と
いう定説?になっている。
ストラリヴァリは音がよく飛ぶので大勢の聴衆の前で弾くのに最適と
言われ珍重されている。ストラリヴァリは2代に亘って1200〜1500挺
作られたと聞く。
ただ現在何挺残っているかは定かでない。
博物館、蒐集家、欧州の貴族等がかなりの割合で所有・保管している
ようだ。
そんな関係でストラリヴァリは世界的なオークションにかけられる
場合が多い。
しかし2年に一度位と数は少なく、全てがベストコンデションでは
ないと聞いている。
値段は天文学的な数字らしい。
さて川井郁子であるが、舞台での悩ましくも華麗な容姿とはうらはらに
普段の彼女はごく普通の華奢な感じの女性である。
名器ストラリヴァリを手中にして益々の活躍を期待したい。
琴線に触れる音楽
川井郁子さん(の音楽)との衝撃的な出会いは数年前、題名のない音楽会21に川井さんが初めて出演した時のこと.レッド・ヴァイオリンを演奏する川井さんの姿をみて眠気が吹き飛んだ.半開きのクチビルで何かを訴えるような濡れた瞳でTVカメラを見つめながらヴァイオリンを演奏する川井さんの強烈なフェロモンに打たれたというのも事実ではあるが、ビジュアルとシンクロしたその情熱的かつ官能的な音楽自体、まさに小生の”琴線に触れた”のだ.それから川井さんの音楽にのめり込んだのは言うまでもない.クラシックの名曲のカバーが多いがいずれもアレンジが素晴らしく、かゆいところに手が届くというか、ツボにハマっているというか、現代風により洗練されドラマティックで魅力的な作品に仕上げている.オリジナル曲のデキもシロートが語るのも何だがもちろん素晴らしい.いずれも珠玉の作品である.
きらめく才能、琴線を震わせるバイオリン
このアルバムの3つめに「マルガリータコンチェルト」と言う曲がある。オリジナルはアルビノーニの「アダージョ」。川井さんは「Violin Muse」の中でも同じオリジナルを別の曲想で演奏している。ついでに言えば、サラ・ブライトマンの「CLASSICS」でも歌われている。どのバージョンもそれぞれ素晴らしいのは「オリジナル」の良さだろう。このアルバムでは静かなギターのイントロから始まる。と、思わぬ雑踏の音が突然空間を拡げ、たたみ込んでくるストリングと川井さんのバイオリンが、瞬く間に聞く者の心をわしづかみにする。そして聞く者の心を震わせ、翻弄し、気が付いたときには静寂。
この曲に限らない。彼女のバイオリンは、心に秘めた深い切ない思いが、あふれ出るほどの熱い想いが、抑制されたタッチで表現され、時に、それは聞く者の胸をかきむしるようでもある。
加えて雑踏だけでなく、ギターのフラメンコ奏法、アコーディオン、パーカッション、ピアノ等との連繋の素晴らしさ。一体川井郁子とは何なんだ。 − そして今、「INSTINCT」、「Violin Muse」、「オーロラ」と聴いて、彼女は紛れもなく今日の得難い才能であると思う。
The Red Violin
セリーヌ
彼女も遂にストラリヴァリを持つ身となった。
さて「レッドヴァイオリン」とは、ご存知の方も多いと思うが、
17世紀後半、イタリアのクレモナ(弦楽器発祥の地)で誕生した赤く
塗色された実在のヴァイオリンである。
これが稀代の名器で数奇な運命をたどった。
ヴァイオリンはアンドレア・アマティーの手によって16世紀初頭に
誕生した。名器と言われるヴァイオリンは少なくないが、現代では
室内楽なら「アマティー」多人数のホールでは、「ストラリヴァリ」と
いう定説?になっている。
ストラリヴァリは音がよく飛ぶので大勢の聴衆の前で弾くのに最適と
言われ珍重されている。ストラリヴァリは2代に亘って1200〜1500挺
作られたと聞く。
ただ現在何挺残っているかは定かでない。
博物館、蒐集家、欧州の貴族等がかなりの割合で所有・保管している
ようだ。
そんな関係でストラリヴァリは世界的なオークションにかけられる
場合が多い。
しかし2年に一度位と数は少なく、全てがベストコンデションでは
ないと聞いている。
値段は天文学的な数字らしい。
さて川井郁子であるが、舞台での悩ましくも華麗な容姿とはうらはらに
普段の彼女はごく普通の華奢な感じの女性である。
名器ストラリヴァリを手中にして益々の活躍を期待したい。
琴線に触れる音楽
川井郁子さん(の音楽)との衝撃的な出会いは数年前、題名のない音楽会21に川井さんが初めて出演した時のこと.レッド・ヴァイオリンを演奏する川井さんの姿をみて眠気が吹き飛んだ.半開きのクチビルで何かを訴えるような濡れた瞳でTVカメラを見つめながらヴァイオリンを演奏する川井さんの強烈なフェロモンに打たれたというのも事実ではあるが、ビジュアルとシンクロしたその情熱的かつ官能的な音楽自体、まさに小生の”琴線に触れた”のだ.それから川井さんの音楽にのめり込んだのは言うまでもない.クラシックの名曲のカバーが多いがいずれもアレンジが素晴らしく、かゆいところに手が届くというか、ツボにハマっているというか、現代風により洗練されドラマティックで魅力的な作品に仕上げている.オリジナル曲のデキもシロートが語るのも何だがもちろん素晴らしい.いずれも珠玉の作品である.
きらめく才能、琴線を震わせるバイオリン
このアルバムの3つめに「マルガリータコンチェルト」と言う曲がある。オリジナルはアルビノーニの「アダージョ」。川井さんは「Violin Muse」の中でも同じオリジナルを別の曲想で演奏している。ついでに言えば、サラ・ブライトマンの「CLASSICS」でも歌われている。どのバージョンもそれぞれ素晴らしいのは「オリジナル」の良さだろう。このアルバムでは静かなギターのイントロから始まる。と、思わぬ雑踏の音が突然空間を拡げ、たたみ込んでくるストリングと川井さんのバイオリンが、瞬く間に聞く者の心をわしづかみにする。そして聞く者の心を震わせ、翻弄し、気が付いたときには静寂。
この曲に限らない。彼女のバイオリンは、心に秘めた深い切ない思いが、あふれ出るほどの熱い想いが、抑制されたタッチで表現され、時に、それは聞く者の胸をかきむしるようでもある。
加えて雑踏だけでなく、ギターのフラメンコ奏法、アコーディオン、パーカッション、ピアノ等との連繋の素晴らしさ。一体川井郁子とは何なんだ。 − そして今、「INSTINCT」、「Violin Muse」、「オーロラ」と聴いて、彼女は紛れもなく今日の得難い才能であると思う。
The Red Violin
セリーヌ
ニックネーム heart2r at 21:11
| 日記
辛いことばかりではないのかもしれない
あなたは、ひとりじゃ、ない。「あなたは、ひとりじゃ、ない」
小出くんが最後に伝えようとしたこと。
他の誰かが見守ってくれているからこそ、
前に進むことができるし、挑戦できる。
他人といると辛いこともあるけれど、
辛いことばかりではないのかもしれない。こんなにも泣けるとは…とにかく、泣けました!
ここ最近の映画で一番泣いてしまったかも…後半ボロボロないて、やっと映画が終わったと思ったらエンドクレジットでドリカムの主題歌が流れ、ダメ押し状態でまた涙がポロポロ。こんなに泣ける映画だと思ってなかったので、後半の怒涛の展開にビックリしました。乙一の小説は読んでいないのですが、原作と大きく変えられている設定があって、そこがかなり泣けるポイントかもしれません。乙一自身が「小説もそうすれば良かった」って言っているくらいなんだとか…名作小説から映画化に成功した数少ない例ではないでしょうか!?
ぜひぜひオススメの作品です!キャストの演技も、風景も、すごくシンプルだけどとても丁寧に作られた映画だと思いました。主演二人の初々しい演技はもちろん、八千草薫さんもとても良いですね。感動で心が震えました久しぶりに映画で、思いっきり泣きました
そして、何度も見てしまいました
この映画で、小出恵介さんという俳優も知りました。本当の純愛でこの映画は、見ている人の心を震えさせてくれます。
小出さんのさりげない顔の表情とかが、あまりにも自然で本当に耳が聞こえないんじゃないのか?と思ったほどです
年齢とか関係なく、家族でも恋人同士でも、友人でも誰が見ても、感動できる映画です
スタッフの、映画に対する真摯な姿勢も見えた気がします
八千草薫さんとリョウさんの回想シーンでは、涙が止まりませんでした
2年ほど前に製作された映画ですが、久々にお勧めしたい映画です
きみにしか聞こえない [DVD]
オロビアンコ
小出くんが最後に伝えようとしたこと。
他の誰かが見守ってくれているからこそ、
前に進むことができるし、挑戦できる。
他人といると辛いこともあるけれど、
辛いことばかりではないのかもしれない。こんなにも泣けるとは…とにかく、泣けました!
ここ最近の映画で一番泣いてしまったかも…後半ボロボロないて、やっと映画が終わったと思ったらエンドクレジットでドリカムの主題歌が流れ、ダメ押し状態でまた涙がポロポロ。こんなに泣ける映画だと思ってなかったので、後半の怒涛の展開にビックリしました。乙一の小説は読んでいないのですが、原作と大きく変えられている設定があって、そこがかなり泣けるポイントかもしれません。乙一自身が「小説もそうすれば良かった」って言っているくらいなんだとか…名作小説から映画化に成功した数少ない例ではないでしょうか!?
ぜひぜひオススメの作品です!キャストの演技も、風景も、すごくシンプルだけどとても丁寧に作られた映画だと思いました。主演二人の初々しい演技はもちろん、八千草薫さんもとても良いですね。感動で心が震えました久しぶりに映画で、思いっきり泣きました
そして、何度も見てしまいました
この映画で、小出恵介さんという俳優も知りました。本当の純愛でこの映画は、見ている人の心を震えさせてくれます。
小出さんのさりげない顔の表情とかが、あまりにも自然で本当に耳が聞こえないんじゃないのか?と思ったほどです
年齢とか関係なく、家族でも恋人同士でも、友人でも誰が見ても、感動できる映画です
スタッフの、映画に対する真摯な姿勢も見えた気がします
八千草薫さんとリョウさんの回想シーンでは、涙が止まりませんでした
2年ほど前に製作された映画ですが、久々にお勧めしたい映画です
きみにしか聞こえない [DVD]
オロビアンコ
ニックネーム heart2r at 17:03
| 日記
2011年07月03日
ピアノの演奏が一番素敵
こんなに気持ちよく歌うピアノなかなかない♪
中でも「だったん人の踊り」のアレンジが一番大好きです。
もともとはボロディンのイーゴリ公という歌劇の中の一曲だそうですが、
よくストレンジャーインパラダイスという題名でこの曲だけ取り上げて
アレンジされて歌われたり演奏されたりしてますよね?
いろいろある演奏の中でもこのピアノの演奏が一番素敵だと思います。
最初購入前に試聴した時は前奏の部分だけで、有名なメロディが出てくる前
に終わってしまい、どこがだったん人の踊りなんだ?と思いましたが。
購入後曲全体を聴いたら、この前奏がまた本当に雰囲気があって有名なフレーズ
がより生きてくる感じだったので感動しました。
他の曲も全曲どれもがピアノが気持ち良く歌っている!!という感じです。
聴いていて本当に心地良いです。
ここまで素敵にピアノを歌わせる事のできるアレンジってなかなかないんじゃない
かなぁと個人的には思います。
もし歌うピアノの音を探しているのであれば、ぜひ一度聴いてみてほしいです。
ピアノ・クラシック・ファンタジー
中でも「だったん人の踊り」のアレンジが一番大好きです。
もともとはボロディンのイーゴリ公という歌劇の中の一曲だそうですが、
よくストレンジャーインパラダイスという題名でこの曲だけ取り上げて
アレンジされて歌われたり演奏されたりしてますよね?
いろいろある演奏の中でもこのピアノの演奏が一番素敵だと思います。
最初購入前に試聴した時は前奏の部分だけで、有名なメロディが出てくる前
に終わってしまい、どこがだったん人の踊りなんだ?と思いましたが。
購入後曲全体を聴いたら、この前奏がまた本当に雰囲気があって有名なフレーズ
がより生きてくる感じだったので感動しました。
他の曲も全曲どれもがピアノが気持ち良く歌っている!!という感じです。
聴いていて本当に心地良いです。
ここまで素敵にピアノを歌わせる事のできるアレンジってなかなかないんじゃない
かなぁと個人的には思います。
もし歌うピアノの音を探しているのであれば、ぜひ一度聴いてみてほしいです。
ピアノ・クラシック・ファンタジー
ニックネーム heart2r at 19:51
| 日記
2010年11月02日
洗練された大人の女の魅力
田辺 聖子のお気に入りの孤独
こんな優雅な時代もあった
可愛げがあって無邪気、といえば聞こえがいいけれど、別の言い方をすればマザコンで甘えん坊で無神経な、でもにくめない御曹司、涼。そんな涼を夫に持つ、どこか飄々とした自立した女、風里。風里がひそかに『マダ?ム』と呼ぶ、おしゃれで美人で若々しい義母。バブルな香りいっぱいのお金持ちの生活、おいしそうな朝食、由布院、温泉つきの別荘・・・何も考えなければ幸せいっぱいでノンビリ暮らせるのに、風里は能天気なふうでいて、何かを考えてしまう。
御曹司が一般家庭の娘を嫁にもらった理由、涼の過去、マダムたちの私生活。ドロドロとしがちなドラマも、田辺氏にかかると「それもありかも」と愛しく思えるから不思議である。小説のあちこちで出てくる小物(万華鏡など)も、見てみたくなるほど魅力的に描かれている。この小説を読んで、湯布院にも行きたくなる。何度も読みたい一冊である。
洗練された大人の女の魅力
91年に書かれた小説なのに、街の描写も人物の描写も、全然古くささを感じさせない。
それにしても、主人公・風里のなんと魅力的なことか。
「あとがき」を脚本家の内舘牧子が書いている。
田辺聖子の小説の主人公が魅力的な大人の女性であるのは、
まさに田辺聖子自身がそうであるからであって、野坂昭如の妻は、
野坂がどんな女性と飲みに行ってもいいが、
田辺聖子だけはだめだといったというエピソードも披露されている。
女性の独占欲を血肉化した文化の力で昇華・洗練したところに田辺の真骨頂があるのではないだろうか。
「自分より強く、おだやかな、大人の男に慰撫される心地よさ」
小生も、そんな女性に愛される男になりたいものである。
お気に入りの孤独
こんな優雅な時代もあった
可愛げがあって無邪気、といえば聞こえがいいけれど、別の言い方をすればマザコンで甘えん坊で無神経な、でもにくめない御曹司、涼。そんな涼を夫に持つ、どこか飄々とした自立した女、風里。風里がひそかに『マダ?ム』と呼ぶ、おしゃれで美人で若々しい義母。バブルな香りいっぱいのお金持ちの生活、おいしそうな朝食、由布院、温泉つきの別荘・・・何も考えなければ幸せいっぱいでノンビリ暮らせるのに、風里は能天気なふうでいて、何かを考えてしまう。
御曹司が一般家庭の娘を嫁にもらった理由、涼の過去、マダムたちの私生活。ドロドロとしがちなドラマも、田辺氏にかかると「それもありかも」と愛しく思えるから不思議である。小説のあちこちで出てくる小物(万華鏡など)も、見てみたくなるほど魅力的に描かれている。この小説を読んで、湯布院にも行きたくなる。何度も読みたい一冊である。
洗練された大人の女の魅力
91年に書かれた小説なのに、街の描写も人物の描写も、全然古くささを感じさせない。
それにしても、主人公・風里のなんと魅力的なことか。
「あとがき」を脚本家の内舘牧子が書いている。
田辺聖子の小説の主人公が魅力的な大人の女性であるのは、
まさに田辺聖子自身がそうであるからであって、野坂昭如の妻は、
野坂がどんな女性と飲みに行ってもいいが、
田辺聖子だけはだめだといったというエピソードも披露されている。
女性の独占欲を血肉化した文化の力で昇華・洗練したところに田辺の真骨頂があるのではないだろうか。
「自分より強く、おだやかな、大人の男に慰撫される心地よさ」
小生も、そんな女性に愛される男になりたいものである。
お気に入りの孤独
ニックネーム heart2r at 13:44
| 日記
2010年11月01日
露悪することで贖罪しようとする意志
太宰 治の新樹の言葉
佳作の短編集
中期の比較的充実した時期の作品と思う。充実期の太宰は、割合と商売に徹していて「読ませる」。小説とは、やっぱり面白い読み物として、まずあらねばならないだろう。「人間失格」や「斜陽」を太宰の「本領」と考える人には、本書はやや物足らないだろうが、私自身は、むしろああいう荒んだ勢いで書ききったようなものは割合と文章が練られておらず、志賀直哉に意地悪を言われるようなわざとらしい語法など脇が甘いところがあると思う。一方、本書の収録作品や、未収録の傑作「富嶽百景」「新釈諸国噺」などは、自意識の展開を見事な文体で面白おかしく、しかし壮絶に語りきった見事なものだ。「私小説」の一典型だが、一方でバランスの良さも特筆したい。「花燭」や「葉桜と魔笛」は読み応え十分だが、かなり通俗へ転落する危うさもある。「愛と美について」は姉妹編「ろまん灯篭」(本書未収)より良く、「誰も知らぬ」「新樹の言葉」は何も言うことは無い。やっぱり広く愛される大作家だと思う。猪瀬直樹の「ピカレスク」は、太宰の真実に迫る逸品だが、通常人が思うような「小説家」太宰のイメージをぶち壊す、しかし、たぶんそうだったのだろうとむしろ首肯する内容だ。諸作品と考え合わせると興味深い。
露悪することで贖罪しようとする意志
甲府で乳母の子供たちと再会し、復活への筋道をつかむ男を描く表題作をはじめ、男爵と呼ばれる東京に出てきた田舎貴族と、その家の元女中で今は大女優になっているとみとの淡い恋を描いた「花燭」、運命に翻弄されながらもたくましく生きる女給を描く未完の「火の鳥」など、太宰が麻薬中毒と自殺未遂から立ち直ろうとしていた中期の作品15篇を収録。太宰の文章の特徴は、露悪することで贖罪しようとする意志ではないでしょうか。自滅に向かっていることを自身で完全に理解していながら、止めたいと願いながら止めることができない、そんなふうにして破滅していく人間の悲痛な叫びだというのは痛いほど分かります。周りから見ると、まだ戻れるように見えるのに、戻ろうとしない、地獄を見足りないのか、ただただ自滅に向かおうとする太宰はしかし、自滅を武器に周りから救いを得つづけてきたのでしょうか、そうした方法でしか他者とコミュニケーションが取れないようです。つまり自分を傷つけ、それによって最愛の人を傷つけることでしか、自己の救済を得ることができないわけです。その姿はたしかに悲劇的ですが、私はどこかに自業自得と甘えの匂いを嗅いでしまいます。悲痛な叫びを文章から聞きながらも、どこか冷ややかにならざるを得ないのはその辺りに理由があるように思います。文学史上に輝く太宰の他の名作には比べるべくもありませんが、時期的なものなのか、わりとすっきりした味わいの作品が多いようです。
新樹の言葉
佳作の短編集
中期の比較的充実した時期の作品と思う。充実期の太宰は、割合と商売に徹していて「読ませる」。小説とは、やっぱり面白い読み物として、まずあらねばならないだろう。「人間失格」や「斜陽」を太宰の「本領」と考える人には、本書はやや物足らないだろうが、私自身は、むしろああいう荒んだ勢いで書ききったようなものは割合と文章が練られておらず、志賀直哉に意地悪を言われるようなわざとらしい語法など脇が甘いところがあると思う。一方、本書の収録作品や、未収録の傑作「富嶽百景」「新釈諸国噺」などは、自意識の展開を見事な文体で面白おかしく、しかし壮絶に語りきった見事なものだ。「私小説」の一典型だが、一方でバランスの良さも特筆したい。「花燭」や「葉桜と魔笛」は読み応え十分だが、かなり通俗へ転落する危うさもある。「愛と美について」は姉妹編「ろまん灯篭」(本書未収)より良く、「誰も知らぬ」「新樹の言葉」は何も言うことは無い。やっぱり広く愛される大作家だと思う。猪瀬直樹の「ピカレスク」は、太宰の真実に迫る逸品だが、通常人が思うような「小説家」太宰のイメージをぶち壊す、しかし、たぶんそうだったのだろうとむしろ首肯する内容だ。諸作品と考え合わせると興味深い。
露悪することで贖罪しようとする意志
甲府で乳母の子供たちと再会し、復活への筋道をつかむ男を描く表題作をはじめ、男爵と呼ばれる東京に出てきた田舎貴族と、その家の元女中で今は大女優になっているとみとの淡い恋を描いた「花燭」、運命に翻弄されながらもたくましく生きる女給を描く未完の「火の鳥」など、太宰が麻薬中毒と自殺未遂から立ち直ろうとしていた中期の作品15篇を収録。太宰の文章の特徴は、露悪することで贖罪しようとする意志ではないでしょうか。自滅に向かっていることを自身で完全に理解していながら、止めたいと願いながら止めることができない、そんなふうにして破滅していく人間の悲痛な叫びだというのは痛いほど分かります。周りから見ると、まだ戻れるように見えるのに、戻ろうとしない、地獄を見足りないのか、ただただ自滅に向かおうとする太宰はしかし、自滅を武器に周りから救いを得つづけてきたのでしょうか、そうした方法でしか他者とコミュニケーションが取れないようです。つまり自分を傷つけ、それによって最愛の人を傷つけることでしか、自己の救済を得ることができないわけです。その姿はたしかに悲劇的ですが、私はどこかに自業自得と甘えの匂いを嗅いでしまいます。悲痛な叫びを文章から聞きながらも、どこか冷ややかにならざるを得ないのはその辺りに理由があるように思います。文学史上に輝く太宰の他の名作には比べるべくもありませんが、時期的なものなのか、わりとすっきりした味わいの作品が多いようです。
新樹の言葉
ニックネーム heart2r at 20:16
| 日記

